昨日は祖父の命日でした。おとといの日曜に
お墓参りに行ったのですが、台風が来ていて雨と風がひどくて、墓前でゆっくりとすることもできず、手を合わせてそうそうに引き上げることになってしまいました。でも、行くのと行かないのとでは全然ちがうよね、おじいちゃんゴメンネ。いおりん、こんなに大きくなったよ。もうお話も上手にできるよ。
おじいちゃんが亡くなったのは、いおりんがまだ10ヶ月の、とても暑い日でした。その前の週、いおりんは突発性発疹で、生まれて初めての高熱にぐったり。熱が下がって、発疹も引いてきて、でもまだ大事をとっておうちにいようね、という頃でした。
実家に遊びに行こうと思ったらなんだか熱っぽくて、今日はやめとこう、ということになってそれからずっと寝込んでしまい、おじいちゃんに会わせることができなかったのが心残り。
おじいちゃんは、自宅で亡くなりました。自分のお布団の上で亡くなって、たぶん苦しまなかったのが救いです。眠っていると思われていて、起こそうとしても目覚めなかったのです。
遊びに行くと、おじいちゃんはいつも横になっていて、病で床に伏せているってわけじゃなく、ただしんどくて横になっていたんだと思いますが、いおりんがハイハイ期だったので、寝ているおじいちゃんのおなかに乗っかっていたずらしていたのが印象に残っています。最後に会ったときも、おなかによじ登っていました。おじいちゃん、うれしそうだった。
いおりんが生まれた頃は、まだもっと元気で、リビングの方にでてきて、だっこもしてくれました。いおりんとおじいちゃんのツーショット写真は、1枚だけ。おじいちゃんがソファに座って、1.2ヵ月の頃のいおりんをだっこしているもの。1枚だけでも、写真があって、本当によかった。そのうち、みるみる弱っていって、あそびに行っても自分の部屋から出てきてくれなくなって。
あのとき、多少具合が悪くても、連れて行けばよかったっていうのは、今だから言えること。本当に残念だけど、仕方がないですね。
せめて、おばあちゃんには、いおりんの記憶に「ひぃおばあちゃんの思い出」が残るまで、元気でいて欲しい。
墓前で「こんにちはっ」ってペコリと頭を下げてご挨拶できたいおりん。「またくるからね」って、分かってて言ってたとは思いませんが、そんなことも言えるようになりましたよ、おじいちゃん。